かみじょうたけしが語る「球児との不思議な縁」 あの優勝校とも
編集委員・稲崎航一
スポーツ好奇心
高校野球大好き芸人として知られるかみじょうたけしさん(44)がこの夏、高校球児や保護者との交流、エピソードを集めたノンフィクション「野球の子」(二見書房)を出版した。
「甲子園で活躍するスターは素晴らしい。でも、地方大会にもドラマがある。ベンチ入りもできないかもしれないのに、必死に食らいつく子がいる」
9月下旬、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場近くにある「リトル書房」で開かれたサイン会。かみじょうさんは集まったファンの前で熱っぽく語った。
「野球の子」では、15人の球児とのふれ合いが書かれている。
北海道日本ハム・ファイターズの細川凌平(智弁和歌山高)や北山亘基(京都成章高)、オリックス・バファローズの吉田凌(神奈川・東海大相模高)に村西良太(兵庫・津名高)ら、後にプロ入りする選手も登場する。
ただ、彼らのグラウンドでの…
この記事を書いた人
- 稲崎航一
- 大阪スポーツ部長
- 専門・関心分野
- 野球、スケートなど冬季競技、歴史、文芸