W杯日本代表も履くミズノのスパイク 世界市場で社長が見つけた勝機
サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本代表5選手にスパイクを供給するミズノ。今後、豊富な資金力を持つメーカーが牛耳る世界のサッカー市場に打って出るといいます。水野明人社長に展望を聞きました。
――W杯1次リーグのドイツ戦で、ミズノの「モレリア」を履いたGK権田修一選手が活躍し、勝利に貢献しました。翌日の株式市場では、ご祝儀相場でミズノの株価は年初来高値を更新しました。
「ブランドアンバサダー契約を結ぶ選手の活躍はとてもうれしいことです。W杯の盛り上がりが急上昇し、サッカー用品を扱うスポーツメーカーとして市場でも注目されたのでしょう」
――2021年度に75億円だったフットボール分野の売上高を25年度に130億円にする目標を掲げています。
「サッカー専門メディアの調査によると、日本の高校生や大学生といった世代の主要大会でのスパイク着用率はミズノ社製が1位なんです。それほどマーケティングにお金を使っているわけではないのに『なんでやろう?』と思ったんですが……」
――なんでですか?…
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