崩れ落ちた順天堂大の四釜峻佑 最後の箱根、心の支えは「神」の言葉

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安藤仙一朗
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 順天堂大の四釜(しかま)峻佑(4年)は2日、箱根駅伝の当日エントリー変更で5区を任されました。従来の区間記録を上回る1時間10分19秒。区間2位の快走で、チームを11位から一気に6位まで押し上げました。

     ◇

 箱根駅伝で16年ぶりの総合優勝を目指す順天堂大には、笑顔の似合うムードメーカーがいる。

 四釜(しかま)峻佑(4年)だ。

 「まじめなチームに明るさをもたらしてくれている」

 「良い意味でお調子者」

 チームメートからそんなふうに慕われる四釜から今年、笑顔が消えた。

 10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝でともに最長距離のアンカー区間を任された。

 いずれも実力を出し切ることができず、出雲は5位、全日本は4位に終わった。

 2022年の箱根駅伝で準優勝した経験者が多く残るチームは前評判も高く、「学生駅伝3冠」を今年度の目標に掲げてきた。

 それだけに、表彰台にも上がれなかったショックは大きかった。

 特に悔しさが残ったのは全日本だ。

 4位でたすきを受け取り、必…

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この記事を書いた人
安藤仙一朗
スポーツ部
専門・関心分野
高校野球、駅伝