夜行バスに耐え、図書館で仮眠 テーブス海を育てた4年半の高校生活
聞き手・高橋健人
スポーツ好奇心
バスケットボール漫画「スラムダンク」で「日本一の高校生選手」として登場した山王工業高・沢北栄治は、2年の秋から米国に挑戦しようとしていた。だが、その模様は描かれずに物語は完結した。実際に日本の高校バスケ選手が渡米したら、どんな生活が待っているのか。B1滋賀のポイントガード、テーブス海(24)に実体験を聞いた。
――東京・東洋大京北高2年だった2015年秋に米国へ。きっかけは?
「ユーチューブでみて、ずっと全米大学体育協会(NCAA)1部でのプレーに憧れていました。日本の高校にいたら難しかったので、高校から米国に行くしかないと思ったんです」
――米国挑戦について両親の反応は?
「高1のときに軽い気持ちで父に相談したら『意味がわからない』と反対されて。それから毎日のように試合の映像をみて、向こうの学校の仕組みも勉強しました。本気なのが伝わって、許可をもらったのが高2のときです」
――米国の高校にどうやって入ったのですか?
「高2の4月に両親と弟につ…
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1990s - 2023 JAPAN BASKETBALL
1990年代のバスケブームから現在へ。これは、日本バスケのパイオニアたちが積み上げてきた物語。[もっと見る]