細田衆院議長、旧統一教会との関係再説明へ 記者会見には応じず

安倍龍太郎
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 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が指摘される細田博之衆院議長は24日午後、議長公邸で与野党の代表者と懇談する形式で、教団との接点について改めて説明する。野党は記者会見などでの説明を求めていたが、昨年の臨時国会に続いて応じない。

 23日の衆院議院運営委員会の理事会で与野党が合意した。冒頭のみ報道機関に公開する。細田氏は昨年9月に文書で、10月には議運委のメンバーに非公開で教団との関係を説明したが、不十分との指摘が相次いでいた。教団トップ韓鶴子(ハンハクチャ)氏も出席した会合で、「会の内容を安倍(晋三元)総理にさっそく報告したい」などと述べた動画などを説明していない。

 立憲民主党安住淳国会対策委員長は記者団に「やらないよりもやった方がいい」と述べた。(安倍龍太郎)

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2023年1月24日12時57分 投稿
    【視点】

    国会の自浄能力という意味では、参院で昨夏の初当選から欠席を続けるNHK党のガーシー議員に対しては他の各党が協力して懲罰に向け手続きが進んでいます。一方で、国会議員として範を示す立場にある衆院議長が、反社会性が批判されてきた団体との関係を問わ

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