旧統一教会問題、地方議員は調査する? 首相、県連と「意思疎通」

岸田政権

安倍龍太郎
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 岸田文雄首相は15日の衆院予算委員会で、4月の統一地方選までに世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党の地方議員との関係を調査する考えを改めて問われ、「(教団と一切関係を持たないという)党の考え方を徹底するために地方組織と意思疎通を行っている」と述べるにとどめた。調査するかどうかには触れなかった。

 立憲民主党西村智奈美代表代行の質問に答えた。首相は1日の予算委で、統一地方選までに何らかの対応ができないか検討する考えを示していた。西村氏は現在の状況を尋ねたが、首相は「党方針を具体化する手続きについて、各都道府県連と意思疎通を行っている」と繰り返した。

 西村氏は「2週間前と答弁が変わっていない。このまま統一地方選に突入するのか」とただしたが、首相は「政治の信頼回復のために、都道府県連と党との間で意思疎通を続けていく」と述べるのみ。7度にわたって「意思疎通」を強調するばかりだった。(安倍龍太郎)

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