「国会内に教会を」自民への働きかけ訴え 旧統一教会創始者の発言録
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)創始者の文鮮明(ムンソンミョン)氏が、日本の政界との関係強化を繰り返し信者に訴えていたことが、過去の発言録から明らかになった。発言には真偽不明な部分もあるが、特に自民党の岸信介氏、安倍晋太郎氏、安倍晋三氏の3代の政治家を重要視していたことが浮かび上がってくる。
発言録は教団系の出版社が韓国で発行した「文鮮明先生マルスム(御言〈みことば〉)選集」。教団創設2年後の1956年から2009年までの約53年間に、文氏が信者らを前にした韓国での説教などで語った言葉が韓国語で記され、文氏が死去した12年まで計615巻が発行された。日本の教団広報は「文教祖が韓国で語った説教をまとめた内容。信者が拝読するが、信者の行動指針として特別に使われることはない」と説明している。
選集は絶版になっているが、同内容とみられる文書が転載されたネット上のサイトで全文を確認できる。このサイトについて教団広報は「原本を不法にコピーして掲載しており、教団とは関係がない。不法転載で著作権を侵害しているとして、韓国の教団がサイト側に対し、法にのっとった措置を促している」としている。
■安倍晋太郎氏への言及…
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- 【視点】
この資料については、毎日新聞が昨年11月から継続的に詳報しています。下記がおそらく最初のものかと思います(間違っていたらすいません。)。 「旧統一教会教祖の発言録が流出 「安倍派を中心に」浮かぶ政界工作」 https://maini
…続きを読む - 【解説】
・・・日本政界との広い関わりを再確認、実際の影響は注意深く検証を 旧統一教会の「文鮮明先生マルスム(御言〈みことば〉)選集」などから、教団と日本政界との継続的な関わりを追った良記事。新味はやや弱いようにも思うが、発言録だけでなく他のソ
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