32歳で離婚、プロボクサーを目指した母 背中を見て育った息子は今

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佐藤祐生
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 親の背を見て子は育つ、ということわざがある。

 「なるんやろうな、とは思っていた」

 プロボクシングの東洋太平洋女子フェザー級王者・藤原芽子(わかこ)(42)=神戸・真正ジム=は言う。

 2年前、長男の勇生(としき)(19)に「プロになりたい」と打ち明けられた。さほど驚かなかったという。

 「頑張れよ」。プロの厳しさは分かって言っているはず。何の迷いもなく自然と背中を押せた。

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 自分もやりたいことをやり、ずっと応援してもらったという思いがあった。

 2女1男の母親が、プロボクサーをめざしたきっかけは離婚だった。

 神戸市育ち。高校を卒業後…

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