山口新3区、安倍派幹部「議席を死守」 吉田氏「ありがたい」

大室一也
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 次期衆院選の新たな山口3区をめぐる自民党の候補者調整の問題で、安倍派の塩谷立会長代理は8日、「我が派にとって大変大事な選挙区。死守すべく努力している」と派閥の総会で述べた。同派に所属する現4区の吉田真次氏と、現3区の林芳正外相がともに新3区での立候補を希望し、党執行部が調整している。

 吉田氏は派閥の長だった安倍晋三元首相の後継として4月の4区補選で初当選。新3区には4区の全域が入る。

 塩谷氏は党本部であった総会の冒頭あいさつで、焦点になっている選挙区が「安倍元総理」の地元だったことにふれ、党執行部が近く立候補予定者を決める可能性があるとして、「しっかり要請していきたい。我が派を挙げてお願いしたい」と話した。出席した吉田氏は閉会後の朝日新聞の取材に「ありがたいと思う」と答えた。

 塩谷氏は8日朝、森山裕選対委員長に吉田氏が新3区で立候補できるよう求めたという。7日は官邸で岸田文雄首相に同様の要請をしていた。(大室一也)

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