ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏によるロシア軍への反乱の収束から、1日で1週間が経ちます。今後のロシアはどうなるのか。ロシアを非難してきた西側諸国はどう受け止めているのか。米カトリック大学のマイケル・キンメイジ教授は、各国はプーチン政権の「その後」を考えるべきだと言います。詳しく聞きました。
――プリゴジン氏の反乱は、今後のロシアにどのような影響をもたらすでしょうか。
プリゴジン氏はプーチン政権そのものには異議を唱えませんでした。ロシアのショイグ国防相とゲラシモフ軍参謀総長に対する怒りという、個人的な動機がありました。
しかしそれだけではありません。プリゴジン氏が、大統領に就任後23年間、ロシア政治における独裁者といえる存在であるプーチン大統領に挑戦する勇気や意欲を持っていたことは注目に値します。プリゴジン氏は、プーチン氏が国内で思われているほどは人気がない、という状況を理解していたのだと思います。
プーチン氏が当面の間、ロシ…
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