旧統一教会所有の土地、隣接する国士舘「撤退を」  東京・多摩

堀川勝元
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 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が東京都多摩市内で所有する土地をめぐり、隣接地にある大学を運営する学校法人国士舘世田谷区)は20日、教団に対して、研修施設を建設する計画を中止し、土地から撤退するよう申し入れたと発表した。

 教団が昨年購入した土地の隣には国士舘大の多摩キャンパスがある。国士舘によると、役員が同日午前、渋谷区の教団本部で、勅使河原秀行・教会改革推進本部長らと面会し、申入書を手渡した。

 申入書では、教団が若者への勧誘によって勢力拡大を図ってきたとした上で「学生が勧誘を受けて、加害者や被害者として巻き込まれる恐れがある」と指摘。「申し入れを聞き入れない場合は、法的手続きも排除しない」とした。教団側は「会長に申し伝える」と述べたという。(堀川勝元)

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