【詳報】ウクライナ侵攻83、7月21日~7月27日(日本時間)

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 ウクライナ南部では27日夜にオデーサ地方にミサイル攻撃があり、ロシア軍からの攻撃が相次いでいます。また、ロシアメディアは、ロシア内務省指名手配データベースに、国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子裁判官の名前が入ったと報じました。赤根氏は日本の検察官出身です。ロシア当局による国内外への牽制(けんせい)やアピールの狙いがあるとみられています。

(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)

写真・図版

■■■7月27日(日本時間)■■■

20:03(モスクワ14:03)

ロボティネ近くのウクライナ攻撃は「失敗」 ロシア報道

 ロシアのタス通信は27日、ロシア国防省の説明として、ウクライナ中南部ザポリージャ州のロボティネ村北部でウクライナ軍が仕掛けた攻撃は、失敗に終わったと報じた。

 これに先立ち、米シンクタンクの戦争研究所(ISW)が、ロボティネ近くでウクライナ軍が前進している可能性が高いという分析を明らかにしていた。

19:57(モスクワ13:57)

ロシアFSB、黒海艦隊への「テロ行為」を阻止と発表

 ロシア連邦保安局(FSB)は27日、ロシア黒海艦隊の艦船1隻に対する「テロ行為」を阻止したと発表した。ロシア海軍の軍人1人を拘束し、爆発物2個を押収したという。

 FSBは声明で、この軍人はウクライナの諜報(ちょうほう)機関に雇われたと主張。テロや反逆などの容疑がかかっていると説明した。狙われた艦船は、高精密兵器を搭載していたという。FSBは、この軍人が国家機密につながる情報をウクライナに漏らした疑いもあるとしている。

14:21(ハルキウ27日08:21)

ハルキウ州へのミサイル攻撃で女性死亡

 ウクライナ北東部ハルキウ州のシネフボウ知事は27日、同州クピャンスク地区に誘導爆弾による攻撃があり、5階建て住宅の近くに命中したとSNSで明らかにした。74歳の女性が死亡し、4人がけがをしたという。

14:05(オデーサ08:05)

オデーサ州にミサイル攻撃、1人死亡

 ウクライナ南部オデーサ州のオレフ・キペル知事は27日、夜間にオデーサ地方にミサイル攻撃があり、民間の警備員1人が死亡したとSNSで明らかにした。キペル氏によると、ロシアが黒海の潜水艦から港湾インフラ施設にむけて巡航ミサイル「カリブル」を発射し、貨物ターミナルの設備や警備員用の施設が被害を受けたという。

11:48(ニューヨーク26日22:48)

ウクライナ軍の反転攻勢、ザポリージャ州の戦線を「主力」に

 米紙ニューヨーク・タイムズNYT)電子版は26日、ウクライナ軍のロシア軍に対する反転攻勢で、中南部ザポリージャ州の戦線を「主力」とする新たな作戦が始まったと報じた。数千人の増援兵力を投じて攻勢をかけているという。米国防総省高官2人による情報としている。

 NYTによると、増援兵力の…

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