K-POP「Billlie」つき 1200万回再生の裏にある努力

有料記事

田部愛
[PR]

 秒単位で変わるその表情に、世界が釘付けになった。

 2021年に韓国でデビューした、7人組女性グループ「Billlie(ビリー)」の日本人メンバー、つき。22年2月にリリースした「Ginga Minga Yo(ギンガミンガヨ)」では、「チッケム」と呼ばれる、パフォーマンス中のグループのうち1人にフォーカスして撮影する動画で話題になり、再生回数は1200万回を超えた。「表情管理の天才」とも称されるパフォーマンス力は、どのように生まれたのか。またデビューまで、どんな道を歩んできたのか。インタビューで尋ねた。

一人っ子の渡韓に親は……

 ――なぜ、K-POPのアーティストになろうと思ったのですか

 4歳の頃からダンスを習っていたのですが、「将来どんな職業に就いても、世界で活躍できるお仕事をしたい」という思いがずっと心にありました。

 あるとき、テレビで少女時代さんが日本で活動しているのを見て。「なんてきれいな人たちがいるんだ」と思ったのがきっかけで、K-POPにはまりはじめたんです。

 中学生のとき、初めて挑戦したグローバルオーディションに合格して、韓国で練習生生活を始めました。

記事の後半では、デビューのステージで感じたこと、話題を呼んだ「チッケム」がどうやって生まれたのかについて聞いていきます。グループやファンへの思いや、これからの目標も。

 ――最初に練習生になったときからデビューまで、約5年。大変ではなかったですか

 最初の方は文化の違いなどで…

この記事は有料記事です。残り2387文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
田部愛
文化部
専門・関心分野
心と体の健康、ジェンダー、宝塚歌劇、アイドル