米FDAが更新版の新型コロナワクチンを承認 XBB.1.5対応

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ワシントン=合田禄
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 米食品医薬品局(FDA)は11日、更新版の新型コロナウイルスのワクチンを承認した。オミクロン株の亜系統「XBB.1.5」に対応した1価ワクチンで、今秋以降に米国で接種される。日本国内でもすでにこのワクチンは承認され、20日から始まる全世代を対象にした追加接種で使われることになっている。

 米FDAはモデルナとファイザーがそれぞれ製造する新たなワクチンについて、12歳以上に対しては正式に承認し、生後6カ月から11歳以下に対しては緊急使用許可を出した。

 5歳以上については、前回の新型コロナワクチンの接種から2カ月以上たっていれば、これまでのワクチン接種歴にかかわらず、新たなワクチンを1回接種する対象になる。生後6カ月から4歳以下については、これまでのワクチン接種歴によって異なる。

 米疾病対策センター(CDC)によると、米国では8月下旬現在、新型コロナによる新規入院者数が1週間で約1万7千人。10万人を超えていた21年1月や22年1月に比べると大幅に少ないが、6千人台に減った今年6月に比べると、また増加している。

 9月初旬の段階で流行してい…

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この記事を書いた人
合田禄
アメリカ総局|科学・米国政治担当
専門・関心分野
科学、医療、気候変動、宇宙開発
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