公明党・北側一雄副代表(発言録)
(昨年末の安保関連3文書の閣議決定をめぐり、自民党の麻生太郎副総裁が講演で山口那津男代表や北側一雄副代表ら公明党幹部を名指しして「一番動かなかったガンだった」と発言したことについて)どういう発言の趣旨であったかは、その場にいたわけでもないのでわかりません。ただ、党の責任者という立場で安全保障の3文書について議論に関与してきた立場から申し上げると、去年、約1年かけて本当に詰めた議論をしていただいた。その結果、3文書を取りまとめることができたと思っている。北朝鮮のミサイル発射技術が極めて向上している中で、米軍が「矛」、自衛隊が「盾」という役割分担だけで本当にいいのか、「矛」の部分も自衛隊が一部米軍と連携しながら役割を担っていくことも検討しなければならないのでは、という趣旨の発言もしてきている。安全保障政策の責任者として関わってきた私からすると、ちょっと事実の誤認がおありなのかなという印象を持っている。(定例会見で)