山上被告が解散請求に関心、弁護団明かす 奈良地裁で公判前手続き

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仙道洸 佐藤道隆
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 昨年7月の安倍晋三元首相の銃撃事件で、殺人や銃刀法違反などの罪で起訴された山上徹也被告(43)の第1回公判前整理手続きが13日、奈良地裁であった。関係者によると、山上被告は手続きに出席しなかった。

 手続きは非公開で裁判官、検察官、弁護人が証拠や争点を絞り込み、審理計画を立てるもので、この日は約20分で終了した。弁護団によると、検察側に開示を求める証拠は約6千点といい、手続き後に取材に応じた藤本卓司弁護士は「8割ほど開示が進んだ」と明かした。

 山上被告が手続きに出席しなかった理由について、藤本弁護士は「分からない。彼の判断」と説明。約1週間前、大阪拘置所で山上被告と面会した際、被告は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への解散命令請求に関心を示していたという。

 手続きは当初6月に始まる予…

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