発揮できなかったいつもの修正力 オリックス山本由伸がまさかの乱調

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 オリックスの山本は六回2死一、三塁、木浪の打球が三遊間を抜けていくのを見ながら、後頭部をかいた。5失点目。続く坂本にも左翼線二塁打を浴びる。もう1点を献上すると、中嶋監督がマウンドに来た。降板を告げられ、厳しい表情でベンチに下がった。

 チームの絶対的エースは高い修正力を備えている。球が荒れ始めても、試合中に対処できるから、3年連続の投手4冠に輝けた。

 しかし、この日は中盤から直球が甘く入り、痛打を浴びた。その他の球種でかわすこともできなかった。18日のクライマックスシリーズ最終ステージ第1戦では7回5失点。この日も六回途中7失点の乱調だ。

 過去2年の日本シリーズでは…

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この記事を書いた人
高橋健人
スポーツ部
専門・関心分野
プロ野球、バスケットボール、ゴルフ、大リーグ