阪神、八回に一挙6点で逆転勝ち 3勝2敗、38年ぶり日本一に王手

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 プロ野球のSMBC日本シリーズ2023は2日、阪神甲子園球場で第5戦が行われ、阪神がオリックスに6―2で逆転勝ちした。2連勝で対戦成績を3勝2敗とし、1985年以来、38年ぶり2度目の日本一に王手をかけた。

 阪神は0―2で迎えた八回、木浪からの3連打などで1点を返し、さらに森下の2点三塁打で試合をひっくり返した。

 第6戦は4日、オリックスの本拠・京セラドーム大阪に戻って行われる。

 ◎…阪神が今シリーズ初の逆転勝ち。2点を追う八回、3連打などで1点を返すと、なおも1死二、三塁で森下が2点三塁打を放った。七回まで4安打の打線が終盤に機能した。オリックスは先発・田嶋の好投に報いることができなかった。

近本、森下、大山…八回に集中打

 この日も小差の競り合いになった。

 先に主導権を握ったのはオリックスだった。四回2死走者なしで、ゴンザレスが左中間席にソロ本塁打を放った。七回は2死一塁から、森が二塁へ平凡なゴロ。だが相手の二つの失策が重なって、一塁走者の宗が一気に生還した。

 阪神の反撃は0―2の八回。敵失と2安打で無死一、三塁から、近本が右前適時打。犠打を挟んで1死二、三塁で、森下が左中間を破る2点三塁打を放って勝ち越した。さらに大山の中前適時打など打者10人の攻撃で計6点を奪った。

第5戦までの勝敗と第6戦以降の日程

①山本 ●0―8○ 村上

②宮城 ○8―0● 西勇

③東  ○5―4●伊藤将

④山崎福●3―4○ 才木

⑤田嶋 ●2―6○ 大竹

⑥山本      村上

⑦5日 18:30 京セラ

(選手名は先発投手)

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