【詳報】オリックス勝利、第7戦へ 山本由伸が14奪三振の新記録

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 プロ野球日本シリーズ第6戦は4日夜、京セラドーム大阪大阪市西区)であり、オリックスが5―1で阪神を突き放し、3勝3敗となりました。38年ぶりか、2年連続か。日本一をかけた決戦は、5日の第7戦に持ち越されました。試合経過とともに、各地の野球ファンの様子をタイムラインで速報します。

21:40

甲子園のパブリックビューイング「山本投手にやられた…」

 東京に暮らす保坂美穂さん(41)は、熊本にいる友だち2人と阪神甲子園球場で合流し、パブリックビューイングで最後まで応援した。

 「(オリックスの)山本投手にやられ、向こうの流れに持っていかれてしまった。悪い流れになってしまって、明日が心配だけれど……」

 3人は明日の京セラドームでの日本シリーズ第7戦のチケットを持っている。 「明日も、しっかり応援します。勝ちます」

21:40

尼崎の商店街、虎ファンが絶叫

 阪神タイガースの38年ぶりの日本一が、この日はお預けとなった瞬間、尼崎中央3丁目商店街(兵庫県尼崎市)に絶叫が響いた。「タイガース推し」で有名な商店街だけに、4日は午前中から虎ファンが集まっていた。試合中は一気に人通りが少なくなり、居酒屋やバーなどのテレビで多くのファンが観戦をしていたとみられる。試合が終わると同時に次々とファンが出てきて、「くっそー」と叫ぶ人もいた。

 阪神が日本一になった場合に5日午前11時から商店街で予定していた「マジック0」の点灯イベントは、いったん延期に。仕切り直し、5日の京セラドームでの最終決戦を見守る。

21:40

オリックスファン、歓喜のハイタッチ 山本完投「鳥肌もんやな」

 オリックスファンが10人ほど集まったのは、京セラドーム大阪(大阪市西区)に近い商店街、ナインモール九条にある純喫茶「サロット」。オリックスの元選手や球団関係者も通う店だ。日本シリーズ第6戦でオリックスが5―1で阪神に勝利すると、ファンたちはハイタッチを交わして喜びを分かち合った。

 メジャー移籍が取り沙汰されている山本由伸投手が九回もマウンドへ。サロットの店主安田和志さん(61)は「鳥肌もんやな」とぽつり。14奪三振で完投勝利を収めると、山本投手のユニホームを着て応援していた会社員、雄崎誠人さん(60)=兵庫県西宮市=は「1人で投げきったのがめっちゃかっこいい。日本のエースから世界のエースになってほしい」。パート従業員の橋本亜沙美さん(36)=大阪市港区=は「明日もここに来て応援する。100%勝てると思う」と日本一に期待を込めた。

21:34

3勝3敗、第7戦先発は宮城と青柳

 オリックスは九回表も先発山本が投げきり、1失点の完投勝利。日本シリーズ新記録となる14奪三振を記録した。オリックスが阪神を5―1で破り、対戦成績を3勝3敗の五分に戻した。日本一の行方は5日の第7戦に持ち越された。

 試合後、発表された第7戦の予告先発はオリックスが宮城大弥、阪神が青柳晃洋

【特集】日本シリーズ2023のページ

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21:20

道頓堀の若者「明日も来ます」

 オリックスが勝利した日本シリーズ第6戦。道頓堀川がある大阪・ミナミの戎橋周辺では、阪神の九回表の攻撃になると、スマホで戦況を見ながら、数人で選手の応援歌をうたう若者の姿があった。しかし、周囲に人だかりができたが、その応援に加わる人はいなかった。

 阪神が日本一に王手をかけて迎えたこの日、大阪府警は戎橋周辺の警戒を続けていた。警察官は「立ち止まらず、左側通行でお進みください」と何度も繰り返していた。

 九回表の阪神の攻撃は走者を出したものの無得点でゲームセット。日本一の行方は最終戦の第7戦に持ち越しとなった。友人と道頓堀の盛り上がりの状況を確認しにきたというアルバイト男性(18)は「明日も来ます。阪神、頑張れ」。仕事帰りだという飲食店勤務の20代女性は、普段から野球は見ないというが、「毎日人が多いところですが、明日も集まりそう」と話した。

21:20

八回裏、オリックス頓宮がソロアーチ

 オリックスが八回裏に試合を決定づけそうな追加点。この回先頭の頓宮が阪神2番手の西勇輝から左越えのソロ本塁打を放った。オリックス5―1阪神となった。

21:15

八回表、阪神中軸が山本に封じられ反撃ならず

 阪神は七回までにオリックスを上回る8安打を放ちながら、山本由伸を捉えきれない。八回は4番大山からの好打順だったが、大山は外角の変化球に空振り三振。5番ノイジーはいい当たりだったものの、ショートゴロ。6番佐藤輝は153キロの外角直球にバットが空を切り、空振り三振。三人で封じられた。山本は八回を終えて、126球。ストレートの威力はまだ衰えない。オリックス4―1阪神で、試合は動かず。

21:00

甲子園に13463人集結と発表

 日本シリーズ第6戦の阪神甲子園球場のパブリックビューイングに集まった阪神ファンの人数が正式発表された。1万3463人だった。

20:21

五回裏、オリックスが紅林の2ランで突き放す

 オリックスが五回裏、突き放した。この回先頭の1番中川圭がセンター前ヒットで出塁すると、2番宗の犠打で二進。続く3番紅林が、阪神先発の村上から左中間への2点本塁打を放った。オリックスにとっては、本調子でないながらも五回まで1失点でしのいできた山本を援護する大きな2点。五回を終えて、オリックス4―1阪神となった。

19:53

四回表、阪神あわや同点の大飛球、判定覆らず

 阪神が四回表、糸原と木浪の…

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