オリックス山本由伸が大リーグ挑戦へ ポスティング認めると球団発表

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 プロ野球オリックス山本由伸投手(25)が、今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用して大リーグに挑戦することが決まった。球団が5日、制度の利用を認めると発表した。

 山本は宮崎・都城高から2016年秋のドラフト4位で入団した。7年目の今季は16勝、勝率7割2分7厘、169奪三振、防御率1・21をマークし、ともに3年連続となる投手4冠と沢村賞を獲得。9月9日の敵地・ロッテ戦では、2年連続2度目の無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を達成した。

 湊通夫球団社長は昨年末、「実績を積んでもらい、我々を含めたフロントが理解できるのであれば尊重したい。アスリートとしての熱意や思いは大事にしていきたい」などと、山本の大リーグ挑戦を容認する姿勢を見せていた。

 5日の試合後、山本は「(オリックスでは)たくさんいい経験をさせていただきましたし、すごく成長した7年間だったので感謝です」「(大リーグは)世界最高のリーグだと思うので、そこで通用する選手を目指していけたらなと思います」と語った。

 今後、球団は12月15日までに日本野球機構に申請。申請後、大リーグ球団との45日間の交渉期間が始まる。関係者によると、山本の代理人はジョエル・ウルフ氏が務め、同25日までの契約合意をめざすという。

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