サンテレビ湯浅アナが振り返る今季の阪神 「黄金時代を築いて」

有料記事阪神タイガース日本シリーズ

聞き手・岩本修弥
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 38年ぶりの日本一を決めた阪神。熱狂的なファンをいつも支えているのが、神戸市に本社を置く地元放送局・サンテレビです。今シーズンは55試合を中継しました。リーグ優勝を決めた9月14日の対巨人戦で実況を務めた湯浅明彦アナウンス部長(49)に、今シーズンの阪神を振り返ってもらいました。

 ――リーグ優勝を決めた試合で実況を務めました。

 中継の実況が決まったのは1カ月前。まさかあの日に優勝するとは、想定していませんでした。マジックが減るにつれ、だんだん優勝が近づいているのを感じました。それでも、半信半疑やったんですけどね。

 優勝実況に対して普段から意識することはなかったのですが、前日に友人から次々に「いよいよ明日ですね」と連絡がきました。ああ、みんな見てくれてるんやと。だんだん緊張してきました。

 試合当日。いつもより早めに球場に着いたのですが、時間の経過が何十倍にも早く感じました。こんなに緊張したのは、全国中継された高校サッカー選手権の全国大会準決勝の実況以来。あれを超える緊張って、もう人生でないやろなと思っていました。

 やばい、大丈夫かな。そんな…

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