岸田首相「写真あっても認識変わらない」 元教団幹部との面会問われ

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 岸田文雄首相は5日午前、2019年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体トップらと面会していたとされる問題について、「(教団関係者の)同席者については、承知していない」と改めて述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 首相は自民党政調会長だった19年10月、党本部でニュート・ギングリッチ元米下院議長と面会。この場に、教団の友好団体「天宙平和連合(UPF)ジャパン」のトップである梶栗正義議長や、UPFインターナショナル会長で米国の教団の元会長、マイケル・ジェンキンス氏も同席していたと関係者が取材に証言した。

 朝日新聞は5日付の朝刊で、面会時に撮影されたとみられる写真を掲載した。首相は「記事については承知している」と述べた上で、「面会した際に、同席者を含めて写真を撮るということは通例はありうる。写真があったとしても、私の認識は変わっていません」として、面会に教団関係者が同席していたことは知らなかったとする見解を改めて繰り返した。

 首相はこれまで梶栗氏やジェ…

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    田中俊之
    (大妻女子大学准教授 男性学研究者)
    2023年12月5日14時21分 投稿
    【視点】

    安倍晋三元首相が自分に不都合な事実に対して、印象操作という言葉を頻繁に使って責任逃れをし、実際に責任を逃れられてしまったのに習って、岸田文雄首相も「自分が事実と認めさえしなければそれは事実ではない」と考えているのでしょう。数年前に、ポスト・

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    岩尾真宏
    (朝日新聞名古屋報道センター長代理)
    2023年12月5日12時12分 投稿
    【視点】

    言うまでもなく、政権与党である自民党の政調会長は党幹部であり要職です。その要職に就いている方が、記事にあるような面会の際に、素性も分からぬ方と同席するとはおよそ考えがたいです。相手が何者であるか承知せぬままに同席するほうが不自然であり、危機

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