【そもそも解説】旧統一教会と自民党の関係は?関わるメリットは?

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笹山大志
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 岸田文雄首相が自民党政調会長だった2019年に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体トップと面会していたと複数の関係者が取材に証言している。これまでも複数の自民党議員に教団側との接点が明らかになっている。教団と自民党の関係とは。

Q 旧統一教会と自民党はどのような関係なのか。

 A 教団は遅くとも1960~70年代から日本の政界と関係を築いてきた。創始者の文鮮明(ムンソンミョン)氏が安倍晋三元首相の祖父、岸信介元首相と面会し、その後も岸氏の系譜を継ぐ派閥・清和政策研究会(現安倍派)との関係を重視した。

Q 安倍元首相との関係はどうだったのか。

 A 安倍氏は、小泉内閣官房長官だった2006年に教団の友好団体「天宙平和連合」(UPF)の会合に祝電を送った。21年9月にもUPFのイベントにビデオメッセージを寄せている。国政選挙では教団票を差配していたとも言われている。

Q ほかに関係があった議員は。

 A 多くの国会議員が、教団…

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