岸田首相「認識変わらない」 教団側同席、ギングリッチ氏が認めても

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 岸田文雄首相が2019年にニュート・ギングリッチ元米下院議長と面会した際に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)友好団体トップらが同席したとされる問題で、首相は7日午前、官邸で記者団の取材に応じた。ギングリッチ氏が朝日新聞の取材にトップらの同席を認めたことについて問われ、「同行された方がどなたであったか承知していない。この認識は変わらない」と述べた。

 首相は「ギングリッチ氏に確認すべく接触を試みているが、たとえ同行者のなかに(教団)関係者がいたとしても認識は変わらない」と主張。「同行者にそういった方がいたことをもって、旧統一教会と関係を持っていたという指摘はあたらない」とも述べた。

 ギングリッチ氏が、面会は友好団体が手配したと説明していることについては、「あくまでもギングリッチ氏との面会が申し込まれ、元外務大臣の立場でお会いした」。ギングリッチ氏側から首相に回答があった際に説明するかどうかについては、「既に当時の面会記録を関係者にあたって確認している」と、消極的な考えを示した。

 首相は自民党政調会長だった…

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    内田晃
    (朝日新聞政治部次長)
    2023年12月7日13時15分 投稿
    【視点】

    面会相手のギングリッチ元米下院議長が教団友好団体トップがいたと認める。面会時の写真や、名刺交換している場の写真も提供する。それでも岸田首相が「記憶にない」という認識が変わらないとの主張を貫き、踏み込んだ説明もしない理由は何でしょう。

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