旧ジャニーズ新会社トップは外部招聘 木村拓哉さんらともすでに面談

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滝沢文那 照井琢見
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 故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.)から独立した形でタレントのマネジメントなどを担う新会社「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」が設立された。だが、12月8日にファン向けの動画で発表された新社長は、当初アナウンスされていた東山紀之氏ではなく、コンサルティング会社社長の福田淳氏という外部からの招聘(しょうへい)だった。何があったのか。

 「(ファンが)全然知らない僕がいきなり新社長候補と言われて混乱するのも分かる。これからの仕事でそれ(不安)を払拭(ふっしょく)していきたい」

 8日の動画発表には福田氏も出演し、ファンに向かってこう呼びかけた。

 新会社は、事務所が被害者の救済と補償に専念することに伴い、タレントのマネジメント業務や育成業務を、事務所から独立した形で行うためのもので、当初は、性加害問題で引責辞任した藤島ジュリー景子氏に代わって事務所の社長に就任した東山氏が「兼任」する予定だった。10月2日に事務所が開いた会見で東山氏は「新会社は新しい考え方、新しい時代に沿った、そして新しいスタイルで作っていきたい」と意気込みまで語っていた。

キー局幹部「(東山氏の)兼任はまずい」

 ただ、会見直後から、「兼任」に対し、疑問の声が噴出。ジュリー氏に近い東山氏が新会社の社長を兼任すれば、新旧両会社の分離ができないのではないかといった声や、経営経験のないタレントに兼任がつとまるのかといった声が上がり、事務所との取引に慎重な姿勢を示していたスポンサー企業やテレビ局から厳しい視線が注がれた。

 あるキー局幹部は「両方の社…

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この記事を書いた人
滝沢文那
文化部|放送担当キャップ
専門・関心分野
放送・芸能、批評、思想、文学、演劇
ジャニー喜多川氏の性加害問題

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