日本の人口「2100年に8千万人で安定化を」 有識者が政府に提言

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関根慎一
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 民間の有識者らでつくる「人口戦略会議」(議長=三村明夫日本製鉄名誉会長)が9日、人口を2100年に8千万人で安定化させることを目標とする提言を公表した。「小さい人口規模でも、多様性に富んだ成長力のある社会を構築する」とする。国の研究所は同年に6300万人と推計しており、若者の所得向上や雇用改善などを求めた。

 国の推計では2100年の高齢化率は約40%。提言は「格差と対立の深刻化」「インフラやサービスの縮小、廃止による地方消滅」などを危惧。人口減少のスピードを緩め、「8千万人で定常化(安定化)することを目標とすべきだ」と訴えた。

 人口を8千万人で安定化させ…

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