【詳報】ウクライナ侵攻102、1月11日~1月23日(日本時間)

[PR]

 ウクライナでは23日、各地でロシア軍による大規模なミサイル攻撃があり、北東部ハルキウ州知事などによると、同州の州都ハルキウなどで少なくとも計8人が死亡しました。

 一方、ロシアのラブロフ外相は22日、米ニューヨークで開かれた国連安全保障理事会の公開会合で、ウクライナ侵攻の原因は、米国を中心とした西側諸国にあるとあらためて主張しました。

(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)

■■■1月23日(日本時間)■■■

22:18(ハルキウ15:18)

ロシア軍のミサイル攻撃 死者8人に

 ウクライナ北東部ハルキウ州のシネフボウ知事は23日、同日朝のロシア軍による州都ハルキウへのミサイル攻撃で死亡した住民が計6人に達したとSNSに投稿した。この攻撃では首都キーウやドニプロペトロウスク州内も大きな被害が出ており、シネフボウ氏の投稿の時点で死者の総数は8人に達したことになる。

 クリメンコ内相によると、ハルキウでは2棟の高層ビルが被害を受けた。クリメンコ氏は救急隊員らが煙があがる建物の倒壊現場から負傷した住民を救出する動画をSNSに投稿。27人が助け出されたとした。

21:12(モスクワ15:12)

プーチン氏訪朝は3月の大統領選後の可能性

 ロシアのペスコフ大統領報道官は23日、プーチン大統領が3月の大統領選前に北朝鮮を訪問する可能性について問われ、「より長期的な計画だ」と述べた。ロシア独立系メディア「ショット」が伝えた。

 ペスコフ氏は「(北朝鮮側と)日程で合意すれば、大統領は利用するだろう」と述べた。ロシア大統領選は3月15~17日に実施される。

 一方、トルコ訪問については、「選挙前にもあり得る」と述べ、より高い訪問の可能性を示唆した。

19:30(モスクワ13:30)

プーチン大統領、エジプト原発起工式にオンライン参加

 ロシアのプーチン大統領は23日、ロシアが建設するエジプト初の原発となるエルダバ原発の4号機の起工式にオンライン参加し、「エジプトの経済発展に多大な貢献をし、エネルギー基盤を強化するのは間違いない」と述べた。

 プーチン氏は原発について、「最良の二国間関係の伝統における旗印となるプロジェクトだ」と述べ、ソ連時代からのエジプトへの支援を強調した。

 エルダバ原発は、ロシアの国営原子力企業「ロスアトム」が受注。ロシア型原発を4基つくり、出力は計480万キロワットとなる。

 1号機は2022年7月に起工。タス通信によると、2030年までに本格稼働を目指す。

17:01(キーウ10:01)

ロシア軍が41発のミサイル発射

 ウクライナ軍は23日、ロシア軍から41発のミサイルが発射され、うち21発を防空システムが撃墜したと発表した。ロイター通信が伝えた。

 報道によると、撃墜したのは巡航ミサイル15発、弾道ミサイル5発、誘導ミサイル1発だという。AP通信によると、23日朝からロシア軍によるミサイル攻撃を受け、ウクライナでは死傷者がでているという。

16:01(キーウ09:01)

23日朝のロシア軍の攻撃で5人死亡

 ウクライナのクリメンコ内相…

この記事は有料記事です。残り20588文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

ウクライナ情勢 最新ニュース

ウクライナ情勢 最新ニュース

ロシアのウクライナ侵攻に関する最新のニュース、国際社会の動向、経済への影響などを、わかりやすくお伝えします。[もっと見る]