【連載】校長から受験生へ
受験シーズンに、主に首都圏の中学・高校の校長から受験生へのメッセージを順次配信します。
■淑徳巣鴨中学高校(東京都豊島区)矢島勝広校長
「気づきの教育が叡知の包みをひらく」。これが、本校の教育の柱です。具体的に取り組んでいるのは、「ほめる教育」です。
成績や文化祭での活躍ぶりだけでなく、友だちへの気遣いや黒板の消し方、何かしらの日々の努力も、ほめる対象です。むしろ先生方には「小さな良いことを見つけて」と言っています。人の素晴らしさは学力だけではないですから。
年3回、みんなの前で発表し、表彰します。ぎっしりと詰まった担任からのメッセージも添えています。
定員割れから一転、受験者数が3倍に
例えばこんな感じです。「何事にも果敢に挑戦し、失敗にもめげずにいつも前向きに進んで行くその姿は、好感度いっぱいのリーダーの風格です」「毎日自発的に掃除に参加し、クラスをピカピカに。みんなが過ごしやすい環境をつくってくれています」
「気づき」の教育を始めて…
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