ジャニーズ性加害、誹謗中傷で被害届 当事者の会の石丸さん

島崎周
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 旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.)の創業者、故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」副代表の石丸志門さん(56)が17日、ネット上での誹謗(ひぼう)中傷について埼玉県警に被害届が受理されたと、取材に明らかにした。

 石丸さんは14歳で事務所に入所。事務所にいた約3年で、性的な被害は50回以上に及んだという。石丸さんによると、性被害告白後、ネット上で、生活保護障害年金を不正受給しているといった内容が書き込まれたという。昨年11月に県警に相談に行っていた。

 石丸さんは「これまで耐えていたが、誹謗中傷は犯罪であるということを知らしめるために、被害届を提出することにした。受理されて安心した一方で、当然だと思っている」と話した。今後、刑事告訴についても検討するという。

 被害を告白した人たちへの誹謗中傷をめぐっては、当事者の会代表の平本淳也さんが神奈川県警に刑事告訴したほか、同会の発起人の一人で元ジャニーズJr.の二本樹顕理さん、「Kis―My―Ft2」のメンバーだった飯田恭平さんがそれぞれ警察に被害届を出している。(島崎周)

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この記事を書いた人
島崎周
東京社会部|文部科学省担当
専門・関心分野
性暴力、性教育、被害と加害、宗教、学び、人権
ジャニー喜多川氏の性加害問題

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