ジャニーズ被害当事者の会、平本さん代表辞任 「限界を超えた状況」

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島崎周
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 旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.)の創業者、故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の代表の平本淳也さん(57)が1月末で代表を辞任したことを明らかにした。健康状態の悪化が理由で、同会は代表は置かずに活動を続け、平本さんも個人としてできる限り被害者支援に取り組むという。

 当事者の会は、喜多川氏から性被害を受けたと訴える元ジャニーズJr.らで、昨夏に発足。会のメンバーは、「ビジネスと人権」に関する国連人権理事会作業部会の聞き取りを受けたほか、記者会見などで、事務所に対して性加害の事実があったと認めることや被害者への謝罪、補償などを求めてきた。

 平本さんは辞任に際し、文書を公表。心的外傷後ストレス傷害(PTSD)やうつ病などの診断を受けているほか、体調も悪化しているため、治療や検査に時間が必要だという。「これまで出来る限りのことはやってきましたが、既に限界を超えてしまっているようです」と吐露した。

 今も毎日のように被害を訴え…

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この記事を書いた人
島崎周
東京社会部|文部科学省担当
専門・関心分野
性暴力、性教育、被害と加害、宗教、学び、人権
ジャニー喜多川氏の性加害問題

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