首相「領土問題を解決し、平和条約を締結する」 北方領土の日

岸田政権ウクライナ情勢

川辺真改
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 「北方領土の日」の7日、岸田文雄首相は東京都内で開かれた「北方領土返還要求全国大会」に出席し、「ロシアによるウクライナ侵略によって日ロ関係は厳しい状況にあるが、政府として領土問題を解決し、平和条約を締結するという方針を堅持する」とあいさつした。

 首相は「戦後78年が経過した今もなお、北方領土問題が解決されず、日本とロシアの間に平和条約が締結されていないことは、誠に遺憾だ」とも述べたが、2022年2月のウクライナ侵略開始以降、日ロ関係は冷え込んでおり、展望は開けていない。

 首相はウクライナ侵略の影響により中止が続いている元島民らによる「北方墓参」をはじめとする「四島交流等事業」の再開に取り組む姿勢を強調した。「ご高齢となられた元島民の方々の切実なるお気持ちに何とか応えたいとの強い思いをもって、ロシア側に対し、今は特に北方墓参に重点を置いて、事業の再開を引き続き求めていく」と述べた。(川辺真改)

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川辺真改
政治部|自民党担当
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国内政治、社会福祉、スポーツ
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