旧統一教会側に「もてあそばれている」接点報道相次ぐ盛山文科相

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 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側から選挙応援を受けていたことを指摘する報道が相次ぐ盛山正仁文部科学相は、16日の記者会見で「私の立場からすると、(旧統一教会側から)もてあそばれている」などと述べた。盛山氏は昨年10月、文科相として教団への解散命令を請求している。これに関連して、「(教団側が)揺さぶりをかけてきているということも十分考えられるのではないか」とも語った。

 2021年衆院選での教団側による選挙支援に関して、盛山氏は「当時は旧統一教会がここまで悪質な行為をしているということは一般的に理解されていなかった。私も理解していなかった」と釈明。今後の選挙で悪質な団体を見分ける具体的な方策を問われ「妙案は浮かばない」とした。

 盛山氏をめぐっては、同年衆院選で、教団の友好団体から推薦状を受け取ったとされる問題が浮上している。友好団体は同年10月に盛山氏の国政報告会を開催。同会の式次第には推薦状の授与が明示され、盛山氏が出席していたことを、朝日新聞が写真入りで報じている。

 一方、盛山氏はこれまで国会で、国政報告会への出席を「うすうす思い出してきた」と答弁している。事実上の「政策協定」にあたる推薦確認書への署名は当初「サインしたかも知れない」としていたが、8日以降は「記憶にない」を連発している。

 16日の会見で盛山氏は「これだけ盛山を応援して、けしからんというお気持ちになられるのかも知れませんが、実質選挙戦の最中にあちらこちらに行ってた時期でもあり、誠に失礼といえば失礼なんですが、失念していた」と述べた。

 また、接点を示す報道が相次いでいることに関連して、「旧教会関係者のほうから盛んに揺さぶりをかけてきている、わたくしの立場からするともてあそばれている。言い方はよくないかも知れませんがそんな風に感じている」と語った。

 盛山氏は一連の接点を追及す…

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