【動画解説も】民間人死者は1万人超 侵攻2年、国連が確認

有料記事ウクライナ情勢

キーウ=藤原学思
【解説人語】キーウの地下シェルターから喜田尚記者・藤原学思記者が語る 侵攻2年、非日常が溶け込む日常 市民の思いは
[PR]

 国連ウクライナ人権監視団(HRMMU)は22日、2022年2月にロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まってから今月15日までに、ウクライナ領内で少なくとも1万582人の民間人が殺害されたとする報告書を発表した。子どもも587人が殺されたという。

 HRMMUによると、報告書では、国連職員が当局の発表に基づいて現地に出向き、目撃者や親族、医療関係者らの話を踏まえて死亡が確認できた民間人だけを死者数として計上した。激戦地の周辺やロシアの占領地での被害は把握しづらく、実際の死者数はより多いという。

 報告書によると、負傷者は1298人の子どもを含む1万9875人。死傷者の91%がミサイルや砲弾、自爆型ドローン無人機)といった爆発性の兵器の攻撃を受けたという。

 また、そのうち8割近くが激…

この記事は有料記事です。残り287文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【秋トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
ウクライナ情勢 最新ニュース

ウクライナ情勢 最新ニュース

ロシアのウクライナ侵攻に関する最新のニュース、国際社会の動向、経済への影響などを、わかりやすくお伝えします。[もっと見る]