旧統一教会トップが意見陳述 解散請求で初の「審問」 東京地裁
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への解散命令請求をめぐり、東京地裁は22日、申し立てをした国と教団の双方から意見を聞く「審問」を初めて開いた。全面的に争う姿勢を示している教団側は田中富広会長が意見陳述し、「解散を認めてよいはずはない。公正な判断をお願いしたい」などと訴えた。
審問は午後2時から約50分間行われた。解散命令請求の審理は、非訟事件手続法に基づき非公開と定められており、この日も非公開だった。
審問後に取材に応じた教団側によると、教団側は田中会長や顧問弁護士ら、国側は文部科学省の外局である文化庁の宗務課長、代理人を務める法務省の訟務検事ら10人近くが出席。両者が顔を合わせる形で進められた。
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