「あのころのAKB」から「今のAKB」へ 16人の新公演スタート

アイドル道

小松隆次郎
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 アイドルグループAKB48の新たな公演が22日夜、東京・秋葉原の専用劇場で始まった。コロナ禍で少人数による公演が続いていたため、正規メンバーによる16人での公演は4年ぶり。その初日公演に先立ち、ゲネプロ(通し稽古)が報道陣に公開された。

 今回の公演は中心メンバーの村山彩希(ゆいり)さんが楽曲を選定するなど、プロデュースした。恋愛ソング中心で、これまでコンサートなどで披露する機会が少なかった楽曲も多く含まれている。

 村山さんら出演メンバー16人が公演前に取材に応じ、村山さんは「テーマは『恋する女の子』。AKB48らしいキラキラした衣装で、私たちが今のAKB48だということを見せたい」と話した。

 久しぶりの16人での公演に、小栗有以さんは「劇場はAKB48にとってホームだと思うけど、(他のステージでの)コンサートよりも、特に緊張する」。千葉恵里さんは「深夜練習をがんばってきた。その成果を出したい」と意気込んだ。

 2019年12月にデビューした徳永羚海(れみ)さんにとっては、初めての「16人公演」。「(ゲネプロでは)いつもと全然違う景色が広がっていて、新鮮な気持ちでパフォーマンスができた」と語った。

 17年にわたってグループで活躍してきた柏木由紀さんが4月に卒業予定。武藤小麟(おりん)さんは「あのころのAKB48が好きだったじゃなくて、あのころのAKB48『も』好きだった、と思ってもらえるようにがんばりたい」。加入13年目になる岩立沙穂さんも「新鮮な曲もあるので、これからのAKB48を楽しみにしてもらえるような公演を届けたい」と力を込めた。(小松隆次郎)

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この記事を書いた人
小松隆次郎
東京社会部次長|司法キャップ
専門・関心分野
司法、アイドル