旧統一教会に新たに集団交渉申し入れ 被害対策弁護団

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 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)による被害の解決を求めている全国統一教会被害対策弁護団は28日、新たに18人の財産的損害や慰謝料計約2億3千万円の支払いを求め、集団交渉を教団に申し入れた。昨年2月以来、集団交渉に加わったのは計159人、請求総額は約46億円となった。

 弁護団が集団交渉を求めているのに対し、教団側は個別の交渉を主張。教団側の回答は不十分で不誠実だとして、159人のうち計139人が計約44億円の支払いを求め、28日までに東京地裁に調停を申し立てている。村越進団長は「かなりの人数だが、教団による被害全体のごく一部にすぎないと考えている。被害者が教団と闘うのはハードルが高い」と述べた。

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    塚田穂高
    (文教大学国際学部教授・宗教社会学者)
    2024年2月29日12時44分 投稿
    【解説】

    統一教会に対して財産的損害や慰謝料支払いを求める動きの進捗状況。 >集団交渉に加わったのは計159人、請求総額は約46億円となった 全く未解決、現在進行形の持続的な問題なのだなと確認させられます。教団側の、「個別交渉」なら応じるが、「集

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