法テラスの電話相談会を20日に 旧統一教会の被害救済法施行で

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 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済法施行を受け、日本司法支援センター法テラス)による法律援助業務が19日から始まる。法テラスは20日に「ワンストップ電話相談会」を開く。

 法テラスは2022年11月から「霊感商法等対応ダイヤル」を設け、今年2月末までに計7925件の相談を受けた。弁護士や心理士社会福祉士らが物品購入や献金などの金銭トラブルや心の悩み、宗教2世問題などの相談に応じた。このうち761件は全国統一教会被害対策弁護団を紹介したという。

 これまでの民事法律扶助業務では、法律相談などの費用を法テラスが立て替えた場合、相談者が分割払いするのが原則だった。救済法施行で始まる援助業務では、霊感商法など特定の被害について、費用の支払いを援助終結まで猶予したり免除したりできるという。法テラス関係者が15日、東京都内で記者会見し「お悩みの方はぜひご相談を」と呼びかけた。

 教団の金銭的被害について昨年5月に電話で法テラスに相談したという女性は「寄り添ってくださるカウンセラーや弁護士とつながり、心の被害や自分の抱えきれない荷物を少しずつ整理できた」と話した。

 20日の電話相談会は20日午前10時から午後4時まで。番号は、0120・005931。

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