京のランドマーク、4月から「ニデック京都タワー」に 命名権契約

武井風花
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 京阪ホールディングス(HD)とモーター大手のニデックは19日、京阪グループで運営する京都タワー京都市下京区)のネーミングライツ命名権)をニデックが取得したと発表した。京都タワーの名称は4月1日から「ニデック京都タワー」となる。

 京都タワーは1964年12月に開業し、JR京都駅前のランドマークとして長年親しまれている。ニデック京都タワーに名前が変わる4月1日は、ニデックのコーポレートカラーである緑色に点灯する予定だ。

 京都に根ざした企業として共に地域を盛り上げようと、京都市内に本社があるニデックと京阪HDが合意したという。命名権の期間は5年間で、取得に関する契約金額は非公表。京都タワーの足元にあるビルについて、京阪HDは2030年以降に再整備する計画で、契約金はその費用にも充てるという。

 ニデックは23年4月に日本電産から社名を変更した。京都府内では、向日市の市議会が昨年12月、ニデックの拠点が立地する土地の一部の地名を、従来の地名から「ニデックパーク」に変更する議案を可決した。向日市役所の隣には、同社の創業者である永守重信会長の名前を冠した「永守重信市民会館」が昨年2月に開業した。永守会長が、市に建物を寄付したという。(武井風花)

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