江籠裕奈さんが語る「出会いと別れ」 去っていったファンにも…

有料記事アイドル道

聞き手・小松隆次郎
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 アイドルグループSKE48を昨年12月に卒業した江籠(えご)裕奈さん(23)が、地元・名古屋を拠点にソロ活動を本格化させる。27日発売のシングルに収録した全3曲の作詞を自ら手がけた。うち1曲は、アイドルとして経験した出会いと別れをモチーフに書いたという。朝日新聞の取材に、江籠さんが語った。

「新たな一歩」テーマに作詞

 ――12年間過ごしたSKE48から卒業した。

 11歳からの12年間です。年明けからグループ活動が全くないというのは大きな変化でした。新しい気持ちでソロ活動への準備を進めることができ、いいスタートになったなと思います。

 ――ソロシングル「はじまる」を発売。収録した全3曲を作詞した。

 共作で書いた表題曲「はじまる」は、「新たな一歩」をテーマにしました。ただの前向き応援ソングではなく、今までの自分を認めて、「これだけ頑張っていたよ」と寄り添う歌詞にしました。新しい一歩を踏み出すときに聴いて欲しい曲です。

 ――通常盤に収録した「思い出」という曲は。

 実は卒業公演(昨年12月23日)の次の日に歌詞を書きました。人との出会いと別れ、その中で人からもらった優しさ、自分が感じた後悔をテーマにしました。全部ひっくるめて思い出だな、と思い、タイトルをつけました。

届くかわからないけれど…

 ――SKE48時代の思い出をモチーフにしたのか。

 それだけではありませんが、12年間もいたのでベースにはなっています。

 昔応援してくれていたファンの方と、気づいたら会っていないなとか。でも別れのあいさつってないんですよね。いつもと変わらないのに気づいたら最後だった、それまで握手会に来てくれていた方が突然来なくなる、そんな別れは活動の中で何回かありました。

 でも、会えなくなっても思い…

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この記事を書いた人
小松隆次郎
東京社会部次長|司法キャップ
専門・関心分野
司法、アイドル