小林製薬のサプリ摂取し体調不良 岡山県内で9人に

「紅麴」サプリ問題

水田道雄 上山崎雅泰
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 小林製薬大阪市)の紅麴(こうじ)原料を使ったサプリメントが原因と疑われる健康被害が多発している問題で、岡山市は5日、市内に住む50~60代の男女3人が体調不良を訴えていることを明らかにした。また県備前保健所管内で40代の女性1人がめまいの症状を訴えていることが新たに判明。県内で健康被害の疑いがある患者は、これまで判明している5人と合わせ計9人となった。

 岡山市によると、1日に小林製薬から大阪市を通じて連絡があった。50代の女性が頻尿や倦怠(けんたい)感、60代の女性が膀胱(ぼうこう)炎や頻尿、60代の男性はめまいや手足の冷えをそれぞれ訴え、医療機関を受診した。いずれも入院はしていないという。市は4日に厚生労働省に報告した。

 県にも4日までに大阪市を通じて情報提供があり、備前保健所管内の40代の女性が同社のサプリ「紅麹コレステヘルプ」を摂取後、めまいの症状が出て医療機関を受診したことが判明した。入院はしていないという。(水田道雄、上山崎雅泰)

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この記事を書いた人
水田道雄
岡山総局|市政担当
専門・関心分野
スポーツ全般、地方政治、選挙
上山崎雅泰
岡山総局|岡山県政担当
専門・関心分野
新エネルギー、アイドル、サッカー