へなちょこな私でも…救ってくれた歌 小田えりなさんが歩んだ10年

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小松隆次郎
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 AKB48の歌姫が、新たな一歩を踏み出した。10年にわたって活躍した小田えりなさん(27)が4月にグループを卒業し、初の写真集を発売。インタビューに応じ、アイドルとしての活動を振り返り、今後の飛躍を誓った。

「歌で自分の気持ち伝える」

 「AKB48に入ったときは本当に目立たず、後ろの端っこで踊るような存在だったんですけど、そこから右肩上がりで、シングル曲の選抜メンバーにも入ることができました」

 ステージで発する歌声とは対照的な小さな声で、歩んできた道のりを確かめるように言葉をつないだ。

 2014年4月、各都道府県の代表47人で結成されたAKB48「チーム8」の神奈川県代表として、16歳でデビュー。当初こそ目立つ存在ではなかったが、テレビ番組の企画などをきっかけに、その歌唱力が注目された。

 「もともと自分の気持ちを人に伝えることが苦手でした。心の中では思っているけど、口には出さない。それでもしんどいときは歌うことで発散していました。AKB48に入ってからも、歌で自分の気持ちを伝えることができるなと思いました」

卒業公演で選んだ楽曲の意味は…

 ライブやイベントでもソロで歌ったり、ギターの弾き語りを披露したり、徐々に独自のポジションを築いていった。

 20歳だった17年、シング…

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この記事を書いた人
小松隆次郎
東京社会部次長|司法キャップ

司法、アイドル