規正法改正、成立優先し胸張る首相 立憲は「裏金根絶つながらない」

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笹川翔平
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 岸田文雄首相が「国民との約束」とした政治資金規正法改正案の今国会中の成立に見通しがついた。首相は胸を張るが、その実は抜け穴や「検討」だらけ。参院の審議次第では、信頼回復はおろか、政治への不信感を増幅しかねない。

 「同じ穴のムジナ」。6日午後2時前、衆院本会議。改正案の採決に先立ち、賛成討論に立った公明議員に野党側からヤジが飛んだ。

 議場に姿を現した首相はゆっくりと起立し、自民党公明党日本維新の会などの賛成多数による可決を見届けると、笑みを浮かべながら、茂木敏充幹事長ら党幹部と握手を交わした。

 首相は衆院通過を受け、同日…

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    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2024年6月7日7時51分 投稿
    【提案】

    なるほど。 政治家もそんなルールでいいなら、税法も改正して国民にも同じルールを当てよう。 我々も一回5万円以下の報酬を申告しなくてよくて、経費の領収書も10年後に見せるようにするってこと。 そうなら納得するかもしれないね。 逆に、そうし

    …続きを読む