歌手復帰の橋幸夫さんが語る、商人の父の教え 靴は「帰りの容姿に」

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山下知子
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 今年4月、歌手への復帰を表明した橋幸夫さん(81)。亡くなった父の年齢を超え、改めて歌の魅力に気づいた今、頑固者だったという父への思いを語ってもらいました。

 明治生まれの染色職人で近江商人。滋賀で生まれて東京に出て、遠縁だった母と結婚し、戦後に「富士越」という屋号の呉服屋を中野に開いたんだ。1976年に79歳で亡くなって、気づけばおやじより長生きしてるんだな。

 頑固で酒好き。同年にリリースした「おとこ酒」は、いつもおやじを思って歌っていました。そんなおやじから口を酸っぱくして言われたのは、下足をそろえること。「帰りの容姿にしてあがれ」とよく言われたね。

 高校生の時にオーディション…

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この記事を書いた人
山下知子
編集委員|人権、ジェンダーなど担当
専門・関心分野
教育、ジェンダー、セクシュアリティ、歴史