ゼレンスキー大統領「歴史を目撃する」 平和サミット、スイスで開幕

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ビュルゲンシュトック=藤原学思
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 ロシアの全面侵攻を受けるウクライナの平和に向けた道筋を探る「平和サミット」が15日午後、スイスのビュルゲンシュトックで開幕した。92カ国・8機関の首脳や閣僚らが出席し、ウクライナにとっては、多くの国とどのような合意形成をできるかが焦点になる。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、開幕の声明を読み上げ、平和のために世界が団結する必要性を強調。「このサミットで私たちは歴史がつくられる場を目にすることになる」と述べた。

 主催するスイス政府は160の代表団に招待状を送付。57カ国からは首脳が参加し、主要7カ国(G7)ハリス副大統領が出る米国を除いて全首脳が集まる。ロシアと一定の関係を保つ中国は参加を見送ったが、両国とBRICSを構成するブラジルやインド、南アフリカは外相や特使の参加を決めた。

 会合では「核の安全性」「食…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
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