語気強め、4時間にわたり不祥事の「隠蔽」を否定 鹿児島県警本部長

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冨田悦央
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 鹿児島県警の内部文書が漏洩(ろうえい)した事件で、鹿児島地検は21日、県警の前生活安全部長、本田尚志容疑者(60)を国家公務員法違反(守秘義務違反)の罪で起訴し、発表した。

 起訴状によると、前部長は3月28日ごろ、在任中に作成したストーカー規制法違反事件の捜査経過や被害者の名前などを記した書面を、鹿児島市内から第三者に郵送し、職務上知り得た秘密を漏らしたとされる。関係者によると、受け取ったのは札幌市在住のライター小笠原淳さん(55)。

 前部長側は文書の郵送について「内部通報のようなもので、守秘義務違反には当たらない」と訴えていたが、地検は「起訴するに値する悪質性がある」と判断した。

 一方、本田前部長は21日、保釈された。弁護人は「裁判の場において、主張を適切に行って参りたい」とした。(冨田悦央)

 鹿児島県警の前生活安全部長が国家公務員法違反(守秘義務違反)罪で起訴されたことを受け、県警の野川明輝本部長らが21日、記者会見した。枕崎署員による盗撮事件の捜査をめぐり、前部長が主張した本部長による「隠蔽(いんぺい)」について改めて否定。一方、この事件の指示で「捜査の基本に欠けるところがあった」として、警察庁長官訓戒の処分を受けたことを明らかにした。警察庁は24日から県警に対する特別監察を実施する。

語気強め「明らかに虚偽だ」

 この問題について、野川本部…

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