9月に予定される自民党総裁選に向けて、朝日新聞社は全国の自民党都道府県連の幹事長あてにアンケートを行った。党総裁の岸田文雄首相の再選を望むと答えたのは3県にとどまり、再選を望まないとしたのが5県あった。
過去の総裁選では現職首相が敗れたのは一度のみで、現職が続投をめざした場合は支持される傾向が極めて強い。岸田首相は21日の記者会見で再選に意欲を示したが、過去の傾向に比べて現職の岸田氏の再選を望む地方組織の声は小さく、支持の広がりを欠いている現状が明確になった。
アンケートは6月中旬にメールもしくはファクスで送り、全47都道府県連から返信があった。
首相の総裁再選を望むかどうかの質問に「はい」と答えたのは首相の地元である広島や茨城、福岡、「いいえ」は岩手、岐阜、静岡、愛知、岡山だった。「わからない」は8府県、「その他」と無回答は計31都道府県にのぼった。
記事後半で、47都道府県連のアンケート回答一覧を紹介します。
党を率いるリーダーの再選を…
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- 【視点】
こういう仕事をしていると、会う人ごとに「ポスト岸田は誰?」と聞かれるのですが、私は「今回ばかりはそういうよくある政局話は追いかけない」と答えることにしています。 だって、そんな疑似政権交代劇でかわせるほど、現在の自民党不信が生やさしいも
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