失業して本気で学んだ英語 「耳から」勉強法で広がった外国語の世界

有料記事語学の扉

聞き手・鈴木峻
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 失業して困っていた30代に英語を本気で学び始め、英語で仕事するまでになった会社員の神田桂子さん。50代でドイツ語学習も開始。3年ほどでドイツ語技能検定準1級を取得したいま、語学の楽しみを投稿サイトnoteで発信しています。英語習得を足がかりに「第2の外国語」へと進んだことで「人生の可能性が広がった」と話します。

 ――なぜ英語を。

 若いころから病気がちで入退院を繰り返し、30代で失業してしまいました。その時に派遣会社で「英語ができれば外資系の製薬企業を紹介できる」と言われたのがきっかけです。TOEIC800点が最低条件だったのですが、試しに受験してみたら500点ほどしか取れませんでした。就職して早く生活を立て直さないと、という思いがまずありました。

 ――どこから手をつけましたか。

 姉がABBA(スウェーデン

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この記事を書いた人
鈴木峻
国際報道部
専門・関心分野
政治、戦争、近代史、教育、貧困問題
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    辛酸なめ子
    (漫画家・コラムニスト)
    2024年7月5日8時43分 投稿
    【視点】

     必要に迫られて英語を習得した人の体験談や言葉は参考になります。「『記号』ではなく『言葉』として頭に理解させる必要」「発音練習は口の筋トレ」など、心に刻まれました。テイラー・スウィフトの曲も音として聴き流していましたが、よく聞くと仮定法など

    …続きを読む