手術室に響いた「死の音」ウクライナで40人超死亡 市民に募る憤り

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ロンドン=藤原学思
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 キーウにあるウクライナ最大の小児病院が8日、ロシア軍によるミサイル攻撃を受けた。この日はキーウの別の医療機関も被害に遭い、当局によると、キーウ市内だけで子ども4人を含む31人が死亡し、117人が負傷した。各地の死者は計45人に上り、市民は憤りを募らせている。

 「死の音だった。体中の細胞が反応するような衝撃だった」

 外科医のアンドリーさん(44、姓は非公表)はオンライン取材にそう語った。疲れがにじむ顔を何度も手で覆う。

「自分たちを殺そうとする相手と、何を話すというのか」

 手術が行われていた午前11…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
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