NATO2国から米F16をウクライナに供与、今夏運用へ 首脳会議

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ワシントン=森岡みづほ 下司佳代子
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 北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が9日、米ワシントンで始まった。ロシアの侵攻を受けるウクライナの加盟に向けた道筋や、長期的な支援のあり方が焦点だ。バイデン米大統領は高齢への不安が顕在化し、11月の大統領選次第では、NATOに批判的なトランプ前大統領が復権する。NATOの今後やウクライナの命運がかかった会議となる。

 旧ソ連に対抗する軍事同盟として生まれたNATOは、今年が設立75周年の節目だ。議長国の米国は10日、NATO加盟国のデンマークオランダが米国製戦闘機F16をウクライナに供与する手続きを進めており、今夏には運用可能になると発表した。ウクライナへの継続的関与を改めて示す狙いがうかがえる。

 バイデン氏は9日の演説で「ウクライナは(ロシアの)プーチン(大統領)を止められるし、止めるだろう」と訴えた。

 演説した会場のアンドリュー…

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