モスクワ郊外にロシア製の旅客機墜落 乗員3人死亡、テスト飛行中

ウクライナ情勢

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 ロシアの小型旅客機スホイ・スーパージェットが12日、モスクワ郊外に墜落し、乗員3人が死亡した。インタファクス通信などが伝えた。テスト飛行中だったという。事故原因は不明だが、ロシアではウクライナ侵攻後、米欧製の部品不足などから旅客機の故障が相次いでいる。

 報道によると、旅客機は大規模修理を終えてテスト飛行に出発。緊急信号を発信した後に着陸を試みたが、墜落した。旅客機は2014年製造で、ロシアの天然ガス最大手ガスプロムが所有していたという。

 スホイ・スーパージェットはフランスとの共同開発エンジンを搭載。12年にインドネシアでデモ飛行中に墜落したほか、19年にはモスクワの空港で緊急着陸後に炎上して40人以上が死亡した。

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    服部倫卓
    (北海道大学教授=ロシア・東欧)
    2024年7月13日6時41分 投稿
    【視点】

    軍需産業の経験に裏打ちされたロシア民間航空機製造業の実力は、侮れない。 しかし、高度な製品を開発はできても、それを安定的に量産するのが苦手というのが、ロシアである。また、航空機販売で鍵を握るサービスネットワークの構築や交換パーツの供給なども

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